Archive for the ‘定例会’ Category

代表質問の項目

2023-02-16

先日行いました、夢みらい鎌倉の代表質問の項目になります。

 分野別に、「市民自治」「行財政運営」「歴史的遺産と共生するまちづくり」「歴史環境」「みどり」「生活環境」「健康福祉」「子育て」「学校教育」「青少年育成」「防災・安全」「市街地整備」「総合交通」「道路整備」「下水道・河川」「産業振興」「観光」と多岐にわたり、第3次鎌倉市総合計画 第4期基本計画に沿った形で、令和5年度の鎌倉、そして未来に向けた事業について質問をいたしました。以下のリンクファイルにすべての質問項目を記載しておりますが、抜粋して一部記載いたします。

【2023年「夢みらい鎌倉」代表質問項目】

・市民との協働、『エール基金』の使い道を早期に決めて活用すべき
・行政が行うICT活用に向けてはデジタルデバイド(デジタル格差)への対応が急務
・遠隔による庁舎間で相談や手続きができるオンライン窓口システムの導入の準備(開設が目前)
・行政手続きのデジタル化できるものは積極的に進め、省力化、ミスの削減に取り組むべき
・梶原四丁目用地の利活用について、利用可能な枠を広げより多くの企業等が参加できるような計画図書の作成を目指すべき
・新庁舎整備は市民の安全と安心を確保するためには喫緊の課題であり、市庁舎現在地の利活用においても安心安全、相談窓口の設置は必要である
・公園遊具の更新は長年にわたり要望してきたことで実施されることは評価している。市民ニーズにあった公園を整備を要望
・家庭ごみの戸別収集の実施について、マニフェストにも掲げているが、具体的な取組
・海洋ごみの対策は海に流れる前に街や川の上流で防ぐことも大切であり、広域的な展開が必要と考える
・口腔保健センター運営において、障害者歯科診療診療を拡大して頂き感謝するが、現在の体制が維持していけるよう要望
・出張相談・発達支援コーディネータ―の養成、ペアレントトレーニングのさらなる充実
・医療費の無償化対象の拡大については、長年にわたり実施に向けて要望してきた事業であるが、その進め方について
・腰越保育園について、令和5年度は引継ぎ保育・新園舎竣工・引越し等が行われるとのことだが、保育の継続性の観点から児童及び保護者に不安を抱かせたり、不要な混乱を招かないように十分配慮をお願いしたい
・SDGsをはじめとする様々な社会の課題を子ども達が自ら発見し、探究を深める課題解決型学習の拡大実施について
・中学校の分教室型で設置する不登校特例校について
・給食の無償化について、子育て支援の観点から必要な事業と考えるがいかがか
・「ペット避難所」について、地域防災拠点の実状に応じた対策を考える必要であるが、ペット同行避難者の受入れに向けた取り組みについて
・津波避難経路路面シートについて、電柱等の目線の高さに貼るなど、場所によっては工夫をして避難誘導をすることも必要である
・救急隊員の勤務環境と定数確保の必要性
・鎌倉市役所移転に関する条例が否決による、深沢地域整備事業への影響と令和5年度にはどのような取組
・新たに建物を建築する際に電柱を設置することを規制する条例が必要と考えるが無電柱化の条例制定に向けた取組について
・河川の水害を防ぐために浚渫は大切な予防策であると考えているが、現状の課題と令和5年度の計画について
・市内へのサテライトオフイスの誘致やスタートアップ企業への補助は未来への投資として魅力的なものだが、具体的な取り組みについて
・海岸の下水道排水設備について、海の環境面や臭気対策としても市が敷設をしていくことは大変評価している。一方で、敷設後の利用については一定の負担をお願いする形での対応をするべきと考えるが、今後の課題や取り組みについて

ピンクシャツデー

2023-02-15

 ピンクシャツデーは、カナダの高校生がはじめた「いじめ反対」運動です。

はじまりは実話から誕生しました。(ピンクシャツデー in 神奈川 引用)


2007年、カナダ・ノバスコシア州――――
中学3年の男子が、ピンク色のポロシャツを着て登校したことを発端に、性的なからかいや暴行などのいじめにあいました。それを知った高校3年生の男子2人が、「いじめはもうたくさんだ」と、ピンク色のシャツを買い集め、学校のネット掲示板やメールを通じて、「明日、みんなでピンクのシャツを着よう!」と呼びかけました。

翌朝、みんなに配ろうと大量のシャツをもって学校に行くと、そこには、みずからピンク色のシャツや小物を身に着けて登校する生徒たちの姿が・・・。
彼らの呼びかけを知った人たちが情報を拡散し、多くの生徒たちが賛同。学校中がピンク色になったのです。これによって、いじめを受けた生徒は安心して学校に通えるようになり、その学校でのいじめは自然になくなったといいます。


 現在、180以上の国と地域に広がっていて、毎年2月をピンクシャツデー月間とされています。鎌倉市議会も議員から提案もあり、有志で今年は代表質問の初日に行うこととしました。

 本日の鎌倉市議会の議場はピンクシャツやネクタイ、バッチなど着用しピンク色で埋め尽くされました。

【中間報告】新庁舎等整備に関する調査特別委員会

2023-02-09

 2月定例会本会議において「新庁舎等整備に関する調査特別委員会」の中間報告を行いました。

 内容につきましては、昨年9月定例会の最終日である10月5日の本会議において特別委員会が設置され、その以降5回にわたって審査した経過と新庁舎等整備に関する市の考え方を注視しつつ、引き続き、調査及び検討を進めていく。という報告になります。

 市議会録画映像:新庁舎等整備に関する調査の中間報告について

 設置に至った「議会全体として、より丁寧かつ慎重な調査を行うべき」という観点で、引き続き議論を重ねて調査及び検討を進めてまいります。

令和5年2月定例会開会

2023-02-08

 本日から2月定例会がスタートしました。令和5年度の予算議案などの審査があり、会期は3月17日までとなります。

 松尾市長は令和5度予算(案)を令和4年度の「ミライツクル予算」に続くものとして、「ミライへ育む予算」と名付けられました。その概要について、3本の柱と定められた『未来を担う子どもたちを育てる環境の整備』、『災害時にも強い強靭なまちづくり』、『今あるこの鎌倉の魅力をさらに向上させる取組』についてにお伝えいたします。

●子どもたちを育てる環境の整備

 鎌倉市で安心して出産・子育てができる環境を取り組んできておりますが、小児医療費助成の対象を拡大切れ目のない支援など、すべての家庭への支援する新たな取組も予算に計上されました。また、議員になってからずっと取り組んできました「腰越保育所の建て替えと子育て支援センターの併設」について、着実に進めていくことできる形になりました。

 ・妊娠期から子育て期にかけた切れ目のない支援を引き続き行うとともに、新たに、新生児聴覚検査や1か月児健康診査に対する補助を開始

 ・小児医療費助成の対象を拡大し、食事療養負担額を除く0歳から18歳までの入・通院にかかる健康保険自己負担医療費の全額を助成

 ・国の出産・子育て応援交付金を活用し、伴走型相談支援を行うとともに、妊娠届出後の妊婦に対して出産応援ギフトを、お子さんの出生後にお子さんの養育者に対して子育て応援ギフトを支給

 ・特定教育・保育施設において、一時預かり事業や延長保育事業を引き続き実施するとともに、新たに、認可保育園において、体調不良児対応型の病児保育事業を開始

 ・公立保育所で提供する給食の食材においても、地場産品やオーガニック食材を取り入れ

 ・子育て支援センターと併設した公私連携型保育所として、令和6年度に開設する腰越保育所の建替等を進める

 ・不登校の児童生徒がフリースクール等を利用する際の補助を神奈川県内で初めて開始するとともに、学び場の一つとして設置する中学校分教室型の不登校特例校について、令和7年度開設に向け、設置候補地の埋蔵文化財発掘調査など、設置準備を進める

 ・教育環境の改善に向け、今後の学校施設改築や長寿命化改修等を見据えた学校整備計画を策定

 ・稲村ケ崎小学校の特別支援学級教室設置に向けた改修工事、市立全小学校給食室の冷暖房設備設置に向けた実施設計を行う

●強靭なまちづくり

 市庁舎現在地利活用について、現在は構想の段階であり、具体的にどんなものが入り、残るのか。そういった部分を詳細にしてく必要があります。窓口機能を含めて市民サービスを行う環境は残すべきであり、民間の活力を生む場としても活用し、市民が中心の場となる利活用に向けて取り組んでまいります。また、新たなハザードマップについては、小学校等での子どもたちが災害についての学びの機会への利用も考えているとのことです。私としては子どもたちも作成に加わり、子ども目線で防災マップを作成していくことも防災を考える上で必要なことだと思い、以前から作成を要望しております。引き続き、災害に強いまちに向けて行政と議論をして取り組んでまいります。

 ・発災時に司令塔となる本庁舎の建て替えは待ったなしの状況で、引き続き市民理解を得るなど、新庁舎等整備に向けた準備を進めるとともに、市庁舎現在地利活用基本計画の策定に取り組む

 ・津波避難誘導標識の整備や災害時における市民・帰宅困難者用の備蓄品を引き続き整備する。また、より多くの市民の防災意識の向上に向け、誰にも分かり易い表現を盛り込んだ新たなハザードマップを作成

 ・令和7年の高機能消防指令センターの更新に向け、実施設計を行う

 ・鎌倉消防署について、老朽化対策や津波の影響の少ない場所への移転等を行う必要があることから、雪ノ下での消防施設整備に向けた用地取得を行う

 ・道路、橋りょう、河川、緑地などの計画的な修繕を行う。特に公園遊具については、公園施設長寿命化計画を一部前倒しして、更新

●鎌倉の魅力をさらに向上させる取組

 ・深沢地域整備事業では、事業計画認可に向けて、引き続き関係機関と協議し、仮換地指定の手続きを進める

 ・深沢地域整備事業区域周辺道路整備計画を策定するとともに、深沢小学校周辺の道路などの整備に向けた予備設計を行

 ・日本遺産事業推進体制を整え、日本遺産のストーリーを通じ、鎌倉の文化遺産を活用した地域の活性化を目指す

 ・史跡大町釈迦堂口遺跡の暫定公開に向けた整備、史跡北条氏常盤亭跡の崩落対策工事に向けた基本設計、史跡浄光明寺境内崩落対策工事に向けた事前調査を行う

 ・多言語案内板の設置や公衆トイレの修繕等を進めるほか、自然環境保全のため、海岸へ下水道排水設備を設置する工事を開始

 ・未利用地の利活用として、梶原四丁目用地の利活用に向けた都市計画図書作成、扇湖山荘の利活用に向けた地歴調査、旧諸戸邸改修に向けた基本設計を行う

 2月定例会では、提案された予算案について、代表質問や設置予定の予算等審査特別委員会において、会派として要望していた事業の実現されたものもありますし、引き続き要望したり、進捗確認をするなどより詳細に審査してまいります。

【賛成討論】市役所の位置を定める条例

2022-12-26

 本日、12月定例会最終日の本会議において、市役所の位置を定める「鎌倉市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例の制定について」の採決が行われました。

 条例改正には出席議員の三分の二以上の賛成が必要な特別多数議決となっており、出席議員26名のうち18名以上の賛成が必要な議案で、結果は賛成16名、反対10名となり否決となりました。

 各会派や議員より、議案に対する討論があり、我々会派「夢みらい鎌倉」は賛成討論をしました。以下に長文となりますが、討論内容を記載いたします。


 議案第51号鎌倉市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例の制定について、夢みらい鎌倉を代表して賛成の立場で討論に参加いたします。

 本市の本庁舎を始めとした公共施設は、昭和30年代から40年代にかけて行われた大規模な宅地開発により、集中的な人口増加に合わせて整備されてきたものです。2012年に起きた笹子トンネル事故をきっかけとして全国的に公共施設の老朽化が問題となり、本市においても平成27年3月に公共施設再編計画を策定し、老朽化した市内の公共施設の今後の在り方が示されました。今後、人口減少が予想され、さらには昨今の厳しい財政状況の中、持続可能な都市経営を進めて行くためには公共施設の再編が必須の課題であると認識しております。

 現在の本庁舎は、昭和44年に整備され、整備から53年が経っており、建物や設備の老朽化、さらには行政需要の増大に伴う職員数の増加等によって執務スペースが手狭となり、分庁舎や敷地外に執務室を設置せざるを得ず、業務の非効率化が見られ、市民生活への影響も出てきている状況といえます。

 特に問題と考えられるのは現庁舎の耐震性であり、耐震改修等によりIs値0.6の耐震性は確保しているが、震度6クラスの地震では倒壊の危険性は低いものの、市役所機能としての業務継続に求められるIs値0.9の耐震性は有しておらず、大規模な地震が発生した場合は業務継続が困難であり、市民生活への大きな影響が考えられます。

 公共施設再編計画では、「本庁舎は本市の防災中枢機能を果たす施設の一つであることから、現庁舎の防災的な課題解決に取組みながら、現在地建替え、現在地長寿命化、その他の用地への移転方策などについて検討し、平成 28 年度までに将来の整備方針を決定する。」と再編内容が示されています。

 これを受け、平成28年度に本庁舎整備方針策定委員会が設置され、「防災・減災」、「機能・性能」、「まちづくり」及び「時間・コスト」の観点から検討が進められ、平成29年3月に「本庁舎整備方針」が策定されて、最終的にその他用地へ移転して整備する方針が決定されました。

 現在地での建て替えでは、風致地区による建物の高さ制限(10m)により高層化ができないことや、埋蔵文化財包蔵地に指定されているため、遺構に影響を与えないためには最大でも2階建ての高さの軽量な建築物とする必要があり、本庁舎としての機能を維持するために必要な床面積が確保できないことや仮庁舎への引っ越し費用等がかかることなどから、「本庁舎は移転して整備する」方針が決定されたと認識しています。

 その他用地をどこにするかは、平成29年度に『公的不動産利活用推進方針』が策定され、深沢地域整備事業用地と梶原4丁目の野村総研跡地が候補になりましたが、市民の利便性やまちづくりの視点で評価が行われ、移転先が深沢地域整備事業用地に決定されました。

 その後、令和元年7月には『鎌倉市本庁舎等整備基本構想』を、令和4年9月には『鎌倉市新庁舎等整備基本計画』が策定されました。また、住民要望が多かった現在地の活用については、本年9月に『市庁舎現在地利活用基本構想』が同時に策定されました。

 それぞれの計画、構想の策定に当たっては、移転して整備していく方向性が決まってから5年あまりの歳月をかけ、専門委員はもちろんのこと、多くの市民も参加し、市民対話やワークショップ等を行い、多くの時間と労力をかけて策定されてきたものと認識しています。

 また、移転先の深沢整備事業用地の浸水洪水の懸念については、深沢地区まちづくり方針実現化検討委員会防災部会報告書で専門家が明らかにしています。

 最大規模の想定である年超過確率 1/1000(24 時間で 632mm)の降雨に対しては、地区全域で 0.5m未満~3mの浸水が想定されるとしていますが、「どのような被害が生じる可能性があるかを正しく認識し、災害発生時の避難や事後対応のあり方を考えるためのものなので、この降雨に対して対応可能なハード対策としてのインフラを整備することは、経済的にも環境的にも現実的ではなく、ソフト対策も含めた対応策を推進していくことが重要」としています。

 今回の事業計画では、年超過確率 1/100(24 時間で 302mm)の計画規模の降雨に対しては、24,000㎥の雨水調整池をあらかじめ設置する計画であり、最大想定規模1/1000確率(24時間632mm)の浸水に対しては、宅盤を上げるとともに、今後しっかりとしたソフト施策を構築していくことで災害に強く、受援力が備えられると考えています。

 また、洪水浸水で被害が最も甚大化する最大の原因は堤防の決壊ですが、柏尾川は掘り込み河道であり、浸水が広がるスピードは緩やかで水位の上昇も急激にはならないため、鬼怒川や岡山県において発生した堤防決壊のような流速の速い浸水にはならないと報告されています。

 以上のことから、先ずは現庁舎の耐震性に大きな不安があり、30年以内に70%の確率で発生予測されている南海トラフ地震や首都直下地震など大規模な地震が発生した場合でも、市民の拠り所となる庁舎がしっかり機能を果たす庁舎であるためにも、本庁舎移転は喫緊の課題であると考えます。

 さらに、本庁舎移転は公共施設再編計画の柱となる施策であり、本庁舎が移転することにより現庁舎跡地の活用が可能となります。

 『市庁舎現在地利活用基本構想』では、市民の皆様が行う諸手続きや相談に必要な窓口はしっかり残し、さらには老朽化した中央図書館や学習センターの複合化も構想に入っており、市民サービスの提供・公共施設再編と民間機能の導入による賑わいや憩いも創出する場として市民のための利活用が検討されています。また、新庁舎へは、老朽化とともに地盤が心配な大船消防署と深沢消防署の集約化による併設も計画されており、本市が抱える様々な課題解決のためにも、鎌倉市役所の位置を定める条例の一部を改正する条例の制定について強く賛成するものです。


市役所の位置を定める条例 否決

2022-12-26

 本会議で議決が行われた「鎌倉市役所の位置を定める条例改正の議案」が否決となりました。

出席議員の三分の二以上の賛成が必要な特別多数議決であり、可決には賛成が18名以上が必要でした。

【採決結果】

●賛成(16名)

・夢みらい鎌倉
 日向慎吾、中里成光、池田実、前川綾子

・鎌倉のヴィジョンを考える会
 中村聡一郎、後藤吾郎、久坂くにえ

・公明党鎌倉市議会議員団
 大石和久、児玉文彦、納所輝次

・神奈川ネットワーク運動・鎌倉
 保坂令子、井上三華子

・自由民主党鎌倉市議会議員団
 森功一、志田一宏

・鎌倉かわせみクラブ
 竹田ゆかり

・会派に属さない無所属議員
 くり林こうこう

●反対(10名)
・鎌倉のヴィジョンを考える会
 出田正道

・日本共産党鎌倉市議会議員団
 吉岡和江、武野裕子、高野洋一

・鎌倉かわせみクラブ
 くりはらえりこ

・鎌倉アップデートチャレンジ
 藤本あさこ、岡田和則

・会派に属さない無所属議員
 千一、松中健治、長嶋竜弘

危険ブロック塀について

2022-06-21

 鎌倉市では、第 3 次鎌倉市総合計画第 4 期基本計画の最終年度である令和7年度末までに、「市内の通学路における危険ブロック塀等の改善率」を73%と掲げています。

 これまで、倒壊による被害を防止するため、危険なブロック塀等の除却工事を行う場合、及び除却後に軽量なフェンス等を設置する場合には、補助金を交付しており、改善に向けて取り組みを強化しています。先日の6月定例会における一般質問では、現状と今後の改善に向けた取り組みについて議論をさせていただきました。

 危険なブロック塀等の除却費用補助制度

 通学路における危険ブロック塀の改善率は、令和3年3月時点において60.5%となっており、所有者に対しては危険な状態であることや、助成制度の説明を丁寧に行っているとのことです。

 私からは、所有者へ無理に改善を求めることはできず難しいところではありますが、通学路沿いで子どもたちが日々歩いているため、危険なブロック塀の近くは歩かないように気づかせる工夫や、通学路については10分の9の補助金が交付されるので、引き続き粘り強く働きがけを行うようにお願いいたしました。

 いつ起きる分からない自然災害を人の力では発生を防ぐことはできませんが、減災は取り組めばできることもあります。これからも通学路の安全安心の確保を図ってまいります。

【一般質問】環境に配慮した「横断旗」へ

2022-06-12

6月定例会で「横断歩道などで使用されている横断旗の環境へ配慮について」、これまでご相談をいただいていた中で、一般質問でも現状と今後について議論させていただきました。

横断中の合図として掲げることでドライバーから目で見て確認しやすくするなり、昔から利用されているものですが、旗の柄や一部の旗入れがプラスチック製のものが設置されています。

市では、横断旗は消耗品で交換や補充の対応を適宜行っているとのことですが、発注状況は令和3年度において、横断旗が700本、横断旗入れが200箱となっています。

粉々になっている横断旗を見かけることもあり、今後は環境に配慮し、プラスチック製以外のものを設置するなど検討を要望いたしました。

担当部長からは、
「旗入れについては、プラスチック製のものが壊れたらスチール製のものに交換しており、横断旗については、環境に優しく経済的なものを調査し、段階的に導入できるよう検討していく」旨のご答弁をいただきました。

作られたものを購入するという考えだけでなく、事業者や団体等と協働で取り組むことはできないかなど、『かまくらプラごみゼロ宣言』をしている鎌倉市として積極的に検討をお願いいたしました。

ぜひ、段階的にでも取り組んでいただけることを望みます。

【一般質問】子どもの視点を考慮した、通学路の危険個所マップ作成の必要性

2022-06-10

 6月定例会の一般質問で『通学路の安全安心について』質問をさせていただきました。その中で、「子どもの視点を考慮した、通学路の危険個所マップを作成について」議論したことを報告いたします。

現状については、
「小学校4年生で身近な通学路等を題材にしながら学習をしており、学校によっては保護者が中心となり危険個所マップを作成し、各家庭に周知している」とのことでした。

私は、これまでの対策にさらに『子どもの視点』が必要ではないかと質問をしました。

理由は、大人と子どもでは目線が違いますし、見渡せる範囲も異なります。大人には膝の高さのものでも、子どもにとっては大きく感じるでしょうし、些細な段差や側溝の穴も障害になります。
大人とは違った世界の見え方で危険個所を確認していくことも重要です。

そして、子どもたちが実際に歩いて、自分たちの 目線で危険個所の考えることで、ただ漠然と「気をつけましょう」ではなくて、具体的にどういうふうに気をつけなければいけないのか、どこが危険なのかを自分で考えて自分で行動することにつながると思います。

また、危険個所を洗い出して、「危険だから注意する」とそのままにしておくのではなく、安全を考えて通学し、安全になるように道路交通環境の整備していく、ソフト面とハード面の両方から安全安心な通学路に向けての取り組みを求めました。

教育文化財部長からは、
「子どもの視点も考慮した通学路の安全点検を進めることは重要であり、子ども目線や気づきを活かせるように検討していく」旨のご答弁をいただきました。

前向きに考えて下さいましたので、引き続き注視して対策に努めてまいります。

令和4年6月定例会 議会運営委員会

2022-06-08

鎌倉市議会 令和4年6月定例会が6月8日から始まります。
本日は、議会日程や一般質問の順番を決める会議が開催されました。

鎌倉市議会では、一般質問の発言順は毎回くじ引きで決まります。

今回は22人が通告する中で私は15番目となりました。

『海の環境保全について』と『通学路の安全安心について』の2項目を今回は質問させていただきます!

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