【議会運営委員会】議会選出監査委員の選任について
議会運営委員会を開催しました。
審査内容は、議長からの諮問事項である「議会選出監査委員の選任について」です。
監査委員の定数は、都道府県及び人口25万人以上の市は「4人」、それ以外の自治体では「2人」とされていますが、条例で増加させることができます。市長が議会の同意を得て選任することとされており、鎌倉市では、行政運営に関し優れた識見を有する者及び議員の2名が監査委員をしています。
本日の議会運営委員会では、議会選出監査委員を置くことの意義や制度上の課題について議論をしました。
現職の議会選出監査委員7名にアンケートを取り、「経験して感じたこと」「経験後の議員活動への影響」「議会選出監査委員を置くことの意義及び制度上の課題として感じたこと」「その他の意見」の4つの項目を質問し、回答をもらいました。そのアンケート結果やそれをもとに各委員から考え方や意見等を出し合いました。
・議会選出監査委員を置く意義として、議員は市民目線で監査を行える
・中立性、客観性、公平性などの担保を懸念
・市民の声を聞く必要がある
・議会選出監査委員を廃止する場合、条例改正や予算措置等の執行部との調整や、議会と監査委員との情報共有を行うための補完策を講ずる必要がある
・申合せにより一般質問ができない。先例により、任期が1年となっていることについて検討が必要
・監査委員事務局の体制強化
様々な意見があり、置くことの意義についてや制度上の課題を洗い出し、時間をかけて協議する必要があるため、今期の議会においては、基本的な方向性を確認した上で、来期の議会で議論するためのベースを示すこととしました。
委員長の私から、本日の議論をまとめ、次回の委員会で示し議長宛ての答申に向けて協議することを確認し、本日の委員会を閉会しました。