令和4年の鎌倉市海水浴場

2022-06-14

 市民環境常任委員会が開催され、「令和4年度の海水浴場について」報告がありました。

●開設する海水浴場と海の家の出店数
 ・材木座_11店
 ・由比ガ浜_19店
 ・腰越_1店

 材木座と由比ガ浜につきましては、例年と大きく変わらない規模になっておりますが、腰越は新たに海の家が出店されることになりました。

 腰越海水浴はコロナ前から数年間、海の家が出店されていなく、今夏は例年以上の規模で(市境まで)海の家が出店されます。
 https://or-shonan.com/

 議員になって、これほどの規模で腰越海水浴場に海の家が出店されることがなく、町内会長や腰越漁港の組合長など地域の声を聴き、市の担当課とも話し合いをしました。

 そして、運営する事業者の方々からは地域に根差した海の家を目指し、地元の皆様を大事に地域貢献をしていけるように取り組んでいくとのことを伺っています。
(例えば:地元の方々をポリネシアンショーへの無料観覧(7月1日)、小学生以下のお子様にかき氷100円で提供)

 私はこれまで、「誰もが楽しめる海へ、思いやりにあふれた海水浴場」を目指して、取り組んでまいりました。議会で一番取り上げているのではと思います。

 その中で、砂浜での飲酒禁止や音響機器の使用禁止、入れ墨等の露出禁止などを定める条例の制定キッズ&ファミリービーチの開設子ども向けのライフジャケットの無料貸し出しごみゼロナビゲーションの実施など健全化に向けての取組や純粋に海を楽しめる所にしていきたいという想いで活動してまいりました。

 今夏の腰越海水浴場に久しぶりに海の家が出店するということで、新しい海の家ができることでの不安の声や海の家ができることで警備やマナーが守られるという声、何もないここ数年の海もよかったという声など、様々な声を聴いております。

 そういった声に耳を傾けて、不安や心配をいかに少なくして改善していくか、市と事業者、そして地域の皆様と共に今年も「誰もが楽しめる海へ、思いやりにあふれた海水浴場」を目指して、全力で取り組んでまいります。

●今夏の安全対策
・条例に定める海水浴場利用者の禁止行為
・海の家の営業に関するルール
 営業時間:午後8時30分まで(以降は新規の入店を受け入れず、速やかに閉店作業を開始)
 クラブ化の形態による営業は行わない
 イベント実施には審査会での事前審査を受け、承認を得なければ開催できない
 騒音は周辺環境等に配慮して、静穏が確保できるようにする
 風紀上の対策の徹底
 営業に伴い発生するごみは、ごみ収集業者と契約を結ぶなど適切な処理を行う
 原状回復の徹底
 ルールを遵守しない海の家に対しては、鎌倉市海浜組合連合会規約に基づく処分を行う
・各海水浴場に監視所設置(AED設置)
・総合案内板、マナー看板の設置
・離岸流を検知するAIカメラの導入(由比ガ浜)
・ドローンを活用した監視業務
・水上オートバイ対策
・市と海浜組合で海岸地域のパトロール
・各監視所を警察官立寄所と位置付け、警察官のパトロール

●海の家の取組
・県のガイドラインの遵守
 https://www.pref.kanagawa.jp/documents/87897/gaidorainr4.pdf
・入口での検温、アルコール消毒を実施
・毎朝営業前、夕刻のビーチクリーン
・スタッフのマスク着用徹底

●ファミリービーチの実現に向けた取組み
・キッズ&ファミリービーチの開設(7月16日からの土日祝日とお盆期間)
・子ども向け海上遊具の貸し出し(材木座)
・子ども向けライフジャケットの貸し出し

●津波対策
・海の家に避難経路マップを掲示し、定期的に放送で呼びかけ
・海岸からの出口を表示した看板の設置
・スムーズな避難誘導に向けた「避難フラッグ」を導入