GIGAスクール構想について

2020-07-27

 鎌倉市は7月臨時会において補正予算を可決し、文部科学省が示すGIGAスクール構想に係る国庫補助金前倒し交付に伴い、タブレット導入計画を前倒しして、今年度中にタブレット端末を児童・生徒1人に1台ずつ配付することになりました。
 そもそも、GIGA(Global and Innovation Gateway for All)スクールとはどういったものか。これは、文部科学省のページに詳しく記載されておりますので、そちらをご覧ください。
 ●GIGAスクール構想の実現について(文部科学省)

 GIGAスクール構想は、小学校・中学校の子どもたちに1人に1台PCと、全国の学校に高速大容量の通信ネットワークを整備し、多様な子どもたちに最適化された創造性を育む教育を実現する構想となります。

 1人に1台のPCがあることで、子ども1人ひとりの状況を把握しながらの授業をすることができ、授業をする教員の方々にとっても指導をより細かくすることが可能になるのではないでしょうか。
 また、今はインターネット上に沢山の情報があります。その情報を自ら収集し分析することも学びの一つになると考えます。
 文部科学省によると、日本の学校の授業におけるデジタル機器の使用時間はOECD加盟国で最下位ではあり、学校外でのICT利用は、学習面ではOECD平均以下、学習外ではOECD平均以上との報告があります。
 つまり、ネット上でのチャットや1人用ゲームで遊ぶことは日本の子どもたちは平均を上回っておりますが、学習面では使われていないことになります。課題として環境が不十分であり、学校における教育用コンピューターの配備や通信ネットワークなどの整備、セキュリティの確保の必要等があり活用が進んでいないことがあります。
 しかしながら、文部科学省によると、ICTの活用により充実する学習の例は以下の表のようになっており、私としても積極的に取り入れ、実現に向けて取組むべきと考えております。

調べ学習課題や目的に応じて、インターネット等を用い、様々な情報を主体的に収集・整理・分析
表現・制作推敲しながらの長文の作成や、写真・音声・動画等を用いた多様な資料・作品の制作
遠隔教育大学・海外・専門家との連携、過疎地・離島の子供たちが多様な考えに触れる機会、入院中の子供と教室をつないだ学び
情報モラル教育実際に情報・情報技術を活用する場面(収集・発信など)が増えることにより、情報モラルを意識する機会の増加