令和2年度鎌倉市一般会計予算等に対する会派意見

2020-03-23

 一般会計予算等審査特別委員会の審査の過程の中で、会派として、特に意見に残した項目について、記載いたします。

●高齢者の外出支援について

 健康維持や趣味を見つけることにつなげるためにも外出する機会を増やすことは大事です。多様なサービスの充実のため、他市で行っている高齢者の優待サービス事業を参考にして、割引などの特典を受けることができたり、楽しく街に出かけてもらえる取り組みを検討するなど、今後も積極的に高齢者の外出支援サービスを行っていくことを求めます。

●ガバメントクラウドファンディングの活用について

 ふるさと納税を活用したクラウドファンディングであり、より具体的な寄附金の使い方を指定することで、自治体の使い道に賛同していただくことになります。鎌倉市は過去に『漫画「鎌倉ものがたり」一色先生の足跡板設置プロジェクト』を実施し好評であったこともあるため、様々な事業について、事業の推進や収入確保の一つの取り組みとして、市として積極的にガバメントクラウドファンディングを活用していくことを求めます。

●鎌倉歴史文化交流館のさらなる魅力発信について

 令和2年度は映像コンテンツの多言語化を行うとのことですが、来館者だけでなく、来館をしていただくためにも鎌倉歴史文化交流館の紹介や実施中のイベントの様子がわかる映像を発信し、様々なツールを活用することでさらなる魅力をアップさせることを求めます。

●放置自転車の防止について

 放置自転車は、歩行者や車の安全な通行を妨げや、車椅子使用者や目の不自由な方にとっての危険な障害物となり、災害時に支障をきたすと同時し、街の美観を損ねます。警告や撤去等取り組んでいただいておりますが、警察や鉄道事業者、地元の方々などと連携をして、防止対策や利用環境を整える具体的な取り組みを求めます。

●職員提案制度のさらなる充実について

 職員のアイデアを引き出し、新たな視点での市民サービスの向上や業務改善に繋がる提案は大切です。予算がかけられず良い取組ができなかったり、提案できない状況をつくらないようにするためも、事業費を集める取り組みや特に優秀な提案には表彰等を充実させることを求めます。

●道路の維持補修について

 道路の老朽化や車両の通行などで損傷した舗装の補修をしていただく中で、1つの現場に対して現場確認・対応方法・工事としていかなければなりません。道路損傷等通報システムを活用し、詳細な情報がわかるシステムとしていくことで、負担軽減と効率化につなげていくよう求めます。